WORK
【退職】年収500万円捨て
「仕事(社畜)辞めて旅に行く話」
こんにちわ、みなさんシュンです。
僕は、特にすごいことをしたわけでもない、
9年間ガチガチの営業マンとして働き、
現在はただの無職が偉そうなことを言っている記事として見て頂けると幸いです。
社畜人生にピリオドを打って、世界一周を含め旅に出る元社畜が書いています。
このブログは、僕と同じように「退屈な毎日にピリオドを打ち「新しい発見」を見つける楽しさ」を知ってほしいという理念でやっています。
- 僕は2023年4月までの9年間社畜の営業マンでした
- 社畜をやめて2023年より転職せずに旅に出ることにしました
冒頭の挨拶
新卒で営業会社に就職→3年目で主任→7年目でマネージャーに就任
→9年目で退職→2023年4月より旅に出る
営業会社の規模は3000名の従業員
グループ全体の売上高は数千億といった会社でした。
営業マンの実績として輝かしい賞はありませんが
月のMVPを5回ほど獲得しました。(当時の部門400名中)
僕が発信している媒体
社畜時代に家にいる時間は約8時間
配属の支店がまさかの…
当時僕が所属した支店は全国で数百ある支店のうち
トップ3の売上を誇る支店でした。
私含め同期で入社した3名(全員男)がその支店に配属することになりました。
当時私が所属した支店が全国で「売上トップ」で走っていたこともあり
入社初日から張り詰めた空気が通っていました。
売上トップの支店ということもあり、
僕含め3名は全国に入社した同期100名よりも早く契約を獲得しなければ
「ここの支店にいる資格」はないという雰囲気が漂っており1分1秒と気が抜けない毎日が始まりました。
出社時間は9:30でしたが、9:00には朝のミーティングが始まる為
我々、新卒は8:30に出社して掃除、先輩へ昨日の報告をまとめなければなりませんでした。
朝礼後、事務所にいると圧をかけられる
9:00のミーティングが終わり、事務所で事務仕事をしていると
「外…出て行かなくていいの?」
言葉ではなく見えない「圧」があり
荷物と資料をまとめすぐに外回りを行っていました。
外回りと言いつつも、もちろん顧客はゼロなので
アテもなく飛び込み営業をしていました。
我々の会社のターゲットが業務店だった為、時間を間違えると
飛び込んだ営業先は不機嫌になり、名刺を破るお客さんなどいました。
先輩が上司からガン詰め
昔の1日の営業マンとしての動き
- 9:00~18:00 飛び込み営業
- 18:00~20:00 夜のお店へ飛び込み営業
新卒なので、帰社してからも特に詰められることは少なかったのでですが、
契約を取った同期、そしてノルマが達成できず詰められる先輩を横で見て
詰められるよりかなりキツい雰囲気が毎日流れていました。
さらに、元々口下手だったということもあり、
うまく商品の説明ができず、
ロープレ(対お客様を想定した練習)においても
緊張し、言葉が出てこなく、
「なぜこの商品がお客様にとって必要なのか?」を
説明できず
ただただ、商品の概要と料金だけを話してしまい何度も恥をかきました。
そしてチーム全体で契約が取れない日は、
この地獄の雰囲気が、その夜から朝のミーティングまで続くと思うと
毎日帰る足取りが重かったことを思い出します。
成績は同期3人中最下位
契約が獲得できる2ヶ月後まで
1日50件〜100件飛び込んでいたことを思い出します。
他同期2人よりも飛び込んだ数でいうと負けていませんでした。
この経験が後々になり財産になっていきます。
蓋を開けると、他2人の同期が先に契約を獲得し最下位になっており、
さらに気まづい毎日が続いていきました。
そして契約が取れない日が続き、
横で契約の段取りを行う同期2人。
一時期吹っ切れて、18:00~に帰ったりもしていました。
帰りの電車で
「自分はそもそも営業に向いていないんじゃないか…」
「もう違う会社に行ったほうがいいんじゃないかな…」
「俺ってダメ人間だな」
と営業マンとしてではなく、
自分自身の人格をも否定することになりました。
しかし幸いなことに私自身、一晩寝れば忘れるタイプだったので
翌日は気まづいながらもいつも通り出社することができました。
ついに…契約獲得
そんな日の朝、たまたま飛び込んだ業務店へ
いつも通り説明し金額を話しました。
お店は60年も営業している老舗。
「ふ〜ん」と
またダメだったかと思った数秒後、
「ちょっとだけ値引き出るのかな?」
と思いもよらない返答だったので、つい慌ててしまい、何をどう話し、
値引きの幅も知らなかった為、先輩に同行してもらいついに交渉の末
ご契約頂くことになりました。
入社してから3ヶ月ぐらいの出来事だったかと思います。
そしてあっという間に1年が過ぎ、
新入社員のコンテスト発表がやってきました。
残念ながら僕は100名中10番代でしたが、
実は、愚直に飛び込み営業を続けていたこともあり、
メインの商品においては不甲斐ない結果でしたが
あるクロスセル商材の1つでは
新入社員100名中、獲得件数1位を取りました
全く意識していなかった結果の為、拍子抜けでしたが、
「ある時は量より質が上回る結果」となったんじゃないかと思います。
営業マンは口下手でもいいんじゃない
その後も口下手ながらも常に「量」を意識し、
タジタジながらもとりあえず一生懸命説明することにしました。
さらに飛び込みに加え、テレアポにも力入れをし、
営業マンの基礎となる部分に磨きをかけていきました。
特にテレアポは顔が見えない分、怪しがられますが、
効率よく人にアプローチをかける事ができたので多くの時間を割きました。
その点、テレアポで多くのアポイントを獲得する事ができ、
追々、全国500店舗以上の拠点を持つ企業の新規のアポ獲得にも繋げることができました。
※2年間の交渉の末NGでしたが…
僕なりに簡単にアポが取れるテレアポの記事をまとめています。
»【テレアポつらいしやりたくない】営業テレアポする前に見てほしいこと
お客様もオーナーといえど「人間」
商品説明も大切だけど
誠心誠意の言動が人々の心を動かすことに気づいていきました。
営業マンという仕事はAIやロボットには代用できない職だと感じています。
9年間の社畜からの脱却
休日の唯一の楽しみ
その後も5年〜8年とバリバリと営業マンとしての人生を送っていきました。
休みの日は、旅行が趣味だった為、必ずと言ってもいいほど、お盆、GW、年末年始と
地元愛知県にいることはなく、お金を貯め、普段から節約をし海外へ一人旅に行っていました。
※イタリア「ローマへ一人旅」
元々、僕の父親が香港の人間だったため幼少より、
日本と香港を行き来する回数が多く
海外へ行くことへの抵抗感があまりありませんでした。
しかしいざ休みができ海外旅行から帰ると
「不完全燃焼感」
明日は仕事。
報告書をまとめなければならない。
いつものように夜遅くに家に帰り、遅めのご飯、風呂、やっと落ち着いてテレビをつける。
テレビでは海外の特集がやっている。
- 全く見たことのない景色。
- 変わった街や日本では考えられないスラム街。
- 見たことのないご飯。
- 見たことのない寝台電車。
- 見たことのない体験。
- 見たことのない派手なお祭り。
本当に本当に純粋に考えた時、なぜ定められた時間の中、
規則正しく動いて、しっかりと定められた時間に出社し、
「出社時間にはうるさいのに、退社時間については何も言われないのか」
残りの人生を考えてみた
そして海外に行くにしても…日本の休みは限られている。
日本から飛行機で行って帰ってこられる国は決まっている。
このまま一生テレビで見た景色を見られずに
日本っていう小さな島で過ごすのか。
そもそも使うお金も体力が少ない70歳、
80歳になって持っていても仕方がないんじゃないか。
だったら今「時間」と「お金」を好きなことに投資したい。
お金や未来のことを考えず
「いっそ1秒でも早く会社を辞めて世界一周に行こうと」
明日よりも、1日でも若い自分があるうちに行こうと。
何か吹っ切れたように感じた。
そうなると、ふと我に帰った。
- 「何か洗脳されてない、俺?」
- 「仕事を辞めるのに義理って必要?」
- 「今の会社の社長の為にこのまま頑張りたい?」
- 「誰のために頑張ってる?」
- 「なぜ契約件数を追っているの?」
落ち着いて、自分を見直した時にふと疑問に思った。
そして、辞める決意をした。
仕事を辞めたタイミング
上司に正直に話した。
上司の反応もいざ自分が辞める事もとても怖かった。
いい上司だった。 普通の会社だったらそうはいかないだろう。
「わかった。少し辛いけど、その判断尊敬するよ」と。
自分の周りや知人にもよく聞く。
上司によっては「賠償請求をするぞ」という脅し。
辞めたとしても有給を取得させてくれない。
そもそも退職届を受け取ってくれない。
上司や会社の規模によってトラブルにも発展する事例も少なくないと思う。
いざという時に「退職代行」も考慮していて、
自分なりにまとめていたので参考になれば嬉しいです。
そして退職は2ヶ月後に決まり、その間引き継ぎを行い有給も取得させて頂くことになった。
社畜時代。実は副業をしていた
実は、1つの仕事に固執していると周りが見えなくなると考え以下の副業をしていた。
- Youtube
- 株式投資
YouTubeは現在は少し投稿が少ないが
チャンネル名「しゅんたろVlog(日本のやばいスポット)」を運営していた。
コロナ禍以降、リモートの時間が増えた為、
空き時間に「日本のヤバいスポット」のまとめ動画を作っていた。
まとめ動画であれば、家からも出ずに運営することができると考えた為でした。
本当の目的はまとめサイト動画を作ることによって、
何かを調べ学び、本業を成功させることでした。
コツコツ1年間ほど投稿した後、
幸いなことに登録者も増え始め
1万人とある程度の収益を獲得することができました。
さらに株式投資は、
日本人は他国と比較して学ばない傾向があると聞いたことがあった為、
株式投資を行なっていました。
最低限「株式会社」に所属しているのであれば、なぜ株式なのか?
会社の構造や社会にどう影響を与えていくか、
投資を通して、学びたかったことが背景になります。
余談ですが、基本的に株式投資を行うのは日本株ではなく、「米国株式」です。
理由としては、日本株は100株〜投資できないの対し、
米国株は1株から購入できる為
ハードルが低く、試しに買ってみよう。ということができる為です。
まずは毎月100円から投資していこう
知識が乏しいながらも…
2020年からコツコツ
積み立てをしていき利益としては100万円以上出ています。
利用している証券会社は大手の「SBI証券」です。
※SBI証券アプリ「かんたん積み立て」2024年3月時点
これらの背景があり「収益の分散化」をしていたことによって、
退職しても、少しでも経済的な負担は減ると考えます。
副業、そして会社に出社しなかった
副業にはもちろん時間を使いました。
時間を使うからこそ、無駄な事はしたくなかったし
逆に1日のうち無駄なものは何かとずっと考えていました。
そう考えると本業の仕事において多くの無駄が見えてきた
まずは「会社の会議」
- 時間を決めずゴールが見えない会議
- 単なる売上の報告会
- 事前のアジェンダもなく、先が見えない会議
日本の生産性は主要先進国で最下位
最近、「日本の名目GDP(2023年)がドイツに抜かれる」ニュースがありました。
※2024/2
生産性の低さの理由は、色々ありますがその1つが「無駄な働き方」です。
ドイツの平均労働時間はたった約1300時間
日本の平均労働時間 | 約1680時間 |
ドイツの平均労働時間 | 約1300時間 |
「所定の時間内で業務を終わらせる文化」が根付いてる。
お客様との打ち合わせ
顔を合わせることは大切ですし、
もしかしたら仕事柄で調整が難しいことはあると思いますが
出向く必要がないのに出向く。
今はリモート(遠隔で)と打診しても疑問がる人はいません。
移動時間が一番無駄だと感じます。
»【仕事に熱意がない】会社が嫌なら出社しなくていい【僕の社畜時代のルーティーン】
少し乱暴な書き方をしますが、
正直、会社に行く必要がない日は率先して会社に行かないようにしていました。
この文章だけ見るとかなりヤバいやつだと思いますが、
完全に出社日とお家Dayと分けていました。
1日1アポのためだけに会社に行くのは合理的ではない
自宅Dayでは今日は20アポは取るまで終われないと目標を決め
達成し次第、その日は副業と簡単な事務作業をしていました。
さらに朝、朝活、自分のルーティーン
ほとんど週に2日〜3日ほどしか会社に出社していなかった記憶がありますが、
当時いた部署の100名のうち、3~5度は月の売上数1位を獲得していました。
(なぜかMVPには選ばれませんでしたが…)
時間と目標を決めてギュッと凝縮すれば一個人として正直週休三日制でもいいと感じます。
社畜時代に終わりを告げ、会社を退職した
その日が来ました。
今までお世話になった取引先、上司、同期、同じチームの仲間に別れを告げ
9年勤めた会社を辞めました。
辞めた後、少し不安がよぎりましたが、人に時間を搾取されない自分の本当の人生がそこにあるんだと、力強く思っていたことを思い出します。
そしてテレビの中で収まっていたあの景色を、 この目で絶対に見てやると強く思いました。
自分が最後、病院やどこで死ぬかは分かりませんが、
目を閉じる前に「本当にやりたいはやったのか?」と
後悔せずに1度きりの人生を過ごしていこうと思っています。
少しばかり生意気な文章になってしましましたが、とりあえず今から旅に行ってきます。
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社畜やめて旅に行きます